新国立競技場が5つも!

 先日とある法人の社員様向けの勉強会の講師をしました。テーマは「高齢化社会の現状と推移」に関するものでした。その勉強会で1ヶ月の介護保険給付金額の総額を3拓の中から選んでもらうという“ネタ”を仕込んでいます。ちょうどコロナ禍前の2019年に同じようなセミナーの講師をしたことがあり、その資料を2021年用に更新するときに気付きました。2019年3月の介護保険給付金額の総額は7500億円でした(ちなみに7500億円とは東京スカイツリーが10基建築できる金額です)。それがなんと2021年3月は8000億円になっていました。2年の間に500億円の上昇です。年間6000億円です。団塊世代が高齢人口の中心に移行するとともに介護を必要とする方も増え費用が増加したものと思われますが、少子化で労働人口が減っていく中では現役世代には大きな負担となってしまいます。介護保険給付費分科会でも毎年議論されている“持続可能が制度運営”の在り方を本気で考える時期にきているのではないでしょうか。ちなみに8000億円とはいま東京オリンピックで盛り上がっている新国立競技場が5つ建設できる金額です。

株式会社シェアサポート(Share Support)

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