慢性的な人手不足解消の手段としてICT機器(介護ロボット)の活用が求められています。2019年の介護労働実態調査によるとIC機器(介護ロボット)の導入割合は24.4%でした。事業者数を100,000事業所とすると75,000事業所は未導入との結果でした。未導入の理由は1位「予算がない」、2位「どのようなモノがあるか分からない」、3位「使いこなせるか不安」というものでした。1位の予算については自治体も補助金を出して導入支援をしていますが上限が30万円では施設系事業所ではまとまった整備はできません。またICT機器はランニングコストもかかるので継続的に費用を確保する必要があります。私はこのような時にこそ、経費削減に着目し費用を捻出する必要があるのではないかと考えます。仮にコスト適正化プログラムを利用して年間300万円のコストが削減できたとします。そのうちの半分150万円をICT予算として使えば800万円相当の機器リースが可能になります。800万円あれば相当のICT機器が整備できるのではないでしょうか。経費が削減され、職員にも喜ばれ、経営者も安心する「百利あって一害なし」だと思います。如何でしょうか。
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