グループホームが持つ役割

 10月9日に社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証研究委員会が開催され、平成30年度介護報酬改定の効果検証及び調査研究に係る調査(令和2年度調査)の結果(速報値)が公表されました。その中でグループホームが受け持っている役割が見えてきました。

 その調査結果の中に「死亡による退居が32%」という数値がありました。グループホームが認知症の方の“終の棲家”としての役割を担っている現れだと思います。また入居待機者も全体平均で「7名弱(6.87人)」とありました。グループホームは介護老人福祉施設(特養)と異なり要介護3以下の認定者でも入居が可能であるため認知症の方の貴重な受け皿となっている現れだと思います。委員会の中でも前記のような評価が発表されました。また看護師の配置義務がない施設であることから医療連携強化の必要性や看取りを行う職員へのメンタルケアのほかにグループホームという少人数の中での共同生活であることから入居者へのメンタルケアの重要性も指摘されました。

 グループホームは当初、在宅と施設の中間的な役割を担っていましたが、現在その役割は大きく変わったと認識しました。

株式会社シェアサポート(Share Support)

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