社会保障審議会 介護給付費分科会でこれまで委員から寄せられた報酬改定にむけた意見集が資料として公表されました。一番最後に資料のURLを記載しておりますので、よろしければご覧下さい。今後、この意見を参考にしながら厚生労働省内で具体的な検討および改定案が策定されます。
簡単にまとめると、分野横断的なテーマとして「感染症・災害発生時の対策」「地域包括ケアの推進」「自立支援・予防」「人材確保・ICT」「制度の持続性」があげられており、続いて各サービスにおける意見が記載されています。“処遇改善”や“負担軽減”への意見が多くありますが、根底には「アウトカム(結果)を出した取組みを評価」「在宅介護の限界点を引き上げるためにどうするか」ということがあるように感じました。介護保険制度の基本理念は「在宅介護の継続」であることを考えると当然のことと思いますが、レスパイトサービスの提供ではなく、機能改善および維持を求める姿勢が前回改定時よりも鮮明になっているように感じました。
<資料URL> https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000667771.pdf
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