問題と不平不満の違い、不平不満を問題へ

生産性向上において問題を顕在化する作業が必要になります。その方法として職員にアンケートをとる場合があります。その時に「問題」ではなくて、「不平不満」と捉えられてしまう内容がよく出てきます。そもそも「問題」と「不平不満」の違いはどこにあるのでしょうか。その違いを調べてみました。

まず「問題」の意味は「解決すべき事柄や障害」になります。特徴として事柄や状況などの客観性を主体として改善や解決していくことを目的としています。一方、「不平不満」の意味は「感情的不快や不満の表出」となります。特徴は感覚や印象などを主体として不快や不満を伝えることを目的としています。解決や改善を目指すのが「問題」で感情を伝えることを目的としているのが「不平不満」となります。

それでは「不平不満」を「問題」に変えるにはどうすればいいのかですが、例えば「人によって言うことがバラバラ」という不平不満も「人に言うことがバラバラ。一人で判断して選択する時にどれを選択してよいかわからなくなる」というように“困っている状況”を不平不満のあとにつけると目的が困っていることを解決するにはどうすれば良いかという考えになるので「問題」となります。この考えを意見を出す側も受ける側も知っておくとポジティブ変換できるので考えに余裕を持つことが出来るようになります。

株式会社シェアサポート(Share Support)

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