認知症基本法成立に思う

 認知症の人がいつまでもその人らしく、尊厳を保ちながら社会のなかで共生していくことを目的とした「認知症基本法」が成立しました。認知症は誰しもがなり得る可能性がある身近な病気です。ある方が認知症を予防するために「高齢者には“キョウヨウ”と“キョウイク”が必要だ」と仰っていました。「教養」と「教育」と変換してしまうと大変失礼な話になりますが、「今日用=今日、やるべきこと」と「今日行く=出かける、人にあう場所がある」という意味だと知ると納得ができます。確かに認知症の発症は生活の不活性化が挙げられます。家族がなんでもしてくれる、どこにも行く場所がなくテレビを見ているでは、身体もメンタルも消沈してしまいます。

 いつまでも「キョウヨウ」と「キョウイク」を皆さんが持ち続けられる社会になることが「認知症基本法」の根底理念の実現につながっていくように思います。

株式会社シェアサポート(Share Support)

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