BCP作成は業務改善とICTと一体的に

 次年度の介護保険制度改正の中で全ての介護サービス事業所において『BCP(業務継続計画)』の作成が義務付けられます(経過措置あり)。介護サービスは毎年、地域を問わずに発生する自然災害や新型コロナウィルス感染症の中でもサービスを継続することが求められるサービスである為です。厚生労働省は『BCP』作成のガイドラインを公表し2月末には動画も公開して計画作成の支援を行っています。

 BCPの“肝”となる部分は『サービスを継続するために、少ない労力で最大限の効果を発揮するための計画』であると考えます。そのためには専門職種による『介護業務』と専門職以外でも可能な『援助業務』に業務を分類しフロー構築(=業務改善)を行うことで、突発事項が発生した時は『介護業務』を最優先継続業務とするBCPが実践されることになります。またICTも日常業務における負担軽減ではなく、最小労力時にどのような業務を担うことができるかという視点で考えることも大切であると考えます。

 これからBCPを作成する方は、是非、業務改善とICTも一体で考えて頂くと事業所運営効率が向上すると思います。

株式会社シェアサポート(Share Support)

埼玉県飯能市にある介護・福祉にコンサルティング会社です。是非、サイトにお立ち寄りください。

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