2040年にむけて介護事業者が準備すべきこと

2040年に向けて、介護事業を取り巻く環境はこれまで以上に厳しさを増していきます。高齢者人口はピークを迎える一方で、生産年齢人口は減少し続け、人材確保はさらに困難になります。報酬改定や制度改正への対応も求められ、「忙しいのに人が足りない」という状況が常態化する可能性もあります。こうした時代においては、「頑張ること」や「気合い」に頼る運営には限界があります。だからこそ今、介護事業者に求められるのは、足元を見つめ直すことです。

その第一歩が「業務の棚卸し」です。棚卸しとは、日々当たり前に行っている業務を一つひとつ書き出し、全体像を見える化することです。誰が、いつ、どのくらいの時間をかけて、どのような目的で行っているのかを整理することで、これまで気づかなかったムダや重複、目的が曖昧な業務、属人化している仕事が浮かび上がります。「昔からやっているから続けている業務」や「本当は簡略化できる手順」が見つかることも少なくありません。

見える化は、改善の出発点です。感覚や経験だけに頼るのではなく、事実に基づいて現状を把握することで、初めて優先順位をつけた見直しが可能になります。そして「やめられることはやめる」「まとめられることはまとめる」「順番を変えられることは変える」といった具体的な行動につながります。業務の棚卸しは、単なる効率化の手法ではなく、限られた人材で質の高いケアを持続させるための経営戦略です。2040年を見据えた持続可能な介護事業づくりは、まず自分たちの仕事を正しく知ることから始まります。

株式会社シェアサポート(Share Support)

埼玉県飯能市にある介護・福祉にコンサルティング会社です。是非、サイトにお立ち寄りください。

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